理由もわからずやるもんじゃないよ。

近年、スピリチュアルだのパワースポットだのが流行っていますが…
わたしはあまり好きではありません。

そもそも、スピリチュアルなるものは定義が難しい。
「霊的」「精神的」などという言葉が当てはまるわけだけども、それ自体説明がうまくできるもんじゃない。
実際、スピリチュアルは捉える人によって説明が異なるからやっかいなもので。
安易にスピリチュアルなんて言葉使えない。
馬鹿がばれちゃう。
わたしも、スピリチュアルの世界はいまだに理解しきれてません。

パワースポットっていうのも「力のある場所」という意味なわけだから（まんまだな）これがまた難しくて、キリスト教であろうが仏教であろうが神道であろうがみんな「気」みたいなものがあればパワースポットになると。

でも、精神的なものも力のある場所も「どうしてそう思えるのか」「どうして力があるのか」をちゃんと理解していないなら、あまり意味はないんじゃないか…。なんて思うのです。
だって、キリスト教と仏教なんてまったく別物でしょ。同じ括りにできるわけないでしょ。


ここで、わたしの大好きな神社について考えてみる。
「この神社はスピリチュアルスポットだのパワースポットだのと言われているからすごいところだ。」
うん、この考えが安易だ。

神社は、毎日守ってくださってる、神様に生かされているという感謝が第一条件。これ絶対。
目に見えないけど畏れおおいものが確かにそこにいる気がする、これがすなわち「パワースポット」。（あくまでわたしの解釈）
感謝するから恩恵が受けられるわけで、意味わかんなくお願いだけしたって聞いちゃくれない。
毎日、「ありがとう」の気持ちが必要。
その神様のアドバイスが「おみくじ」。
だから、結んで帰っちゃ嫌。アドバイスはいつでも見られるように持ち歩いて欲しい。
悪いこと起こったときに、迷ったときに開いて「あ、神様はこう言ってる」って見るのだ。

それからお守り。
持ってれば願いが叶うお守りなんて存在しない。
巷では、縁結びに効果のあるお守りだのなんだのって取り上げられてるけど、持ってればいいってもんじゃないだろ。
「このお守り持ってれば恋人できるー」なんてのほほんとしてる奴と、「恋人欲しいから自分を磨こう」と前向きに頑張る奴と、神様はどっちを助けたいと思うかっていったらもちろん後者だと思いますよ、ホントに。
お守りはもちろん、守ってくれるものだし加護を受けるものであると思う。
でもそれと共に、「自戒」や「原動力」でもあるはず。
頑張りをみせてこそ、神様は応えてくれる。
交通安全にしたってお守り持ってたらどんなに飛ばしても事故起こさないなんてことない。
常識や節度があってこそ、応えてくれるんだ。
安易にお守りに頼ろう、祈願に頼ろうなんて甘え以外の何物でもない。

もう、どうしようもなくなったときにするのが神頼みで、普通に暮らしてるなら感謝だけで足りるの。
自分で頑張れることは、ちゃんと自分で頑張るの。

お参りは感謝のしるし。
そこに力があるように感じるのは、確かに神様に近づいている証拠。
近くにいらっしゃることを感じたならこれ幸い。


なんて、専門家じゃないからテキトウな部分も多々あるけど。
神社のこと、安易なスポットだと思われたくないから。
ちゃんと「ありがとう」を持って訪れて欲しい場所だから。
あんまり読んでる人がいないことをいいことに好き勝手書きました。
悪しからず。